近畿2府4県の中古住宅市場は2025年10~12月期に成約が伸びました。中古マンションは成約5175件(前年同期比17.9%増)で9期連続増、中古戸建も3701件(21.3%増)で12期連続増となり、取引量は堅調です。
マンションは新規登録(売り出し)1万6984件(2.2%増)。平均成約価格は3166万円(3.0%増)で2期連続上昇し、新規登録価格も3423万円(14.2%増)と上昇が続きました。大阪市の成約価格は2015年10~12月期から41期連続で上昇しており、都心部の強さが目立ちます。
戸建は新規登録1万3091件(4.6%増)と在庫が増え、平均成約価格は2307万円(0.4%減)で横ばい圏でした。一方で新規登録価格は2853万円(4.5%増)と5期連続で上昇し、成約価格は12地域中8地域で下落するなど、郊外を中心に弱含む地域差も出ています。
今後は、長期金利が27年ぶり水準まで上昇したとの見方や日銀の利上げ観測を背景に、住宅ローン金利の上昇圧力が需要に与える影響が焦点です。取引の勢いが続くかは、金利と需給(在庫・価格)のバランスを踏まえた値付けが鍵になりそうです。
